キャリアアップを目指すなら福祉用具専門相談員

介護職で活躍しており、さらにキャリアアップを目指すなら資格の取得も考えておきたいところです。
介護の仕事にも色々な種類がありますが、介護を必要とする人は福祉用具を使うことも多く、その選び方や使い方で悩むことも珍しくありません。
それゆえ、福祉用具についての適格なアドバイスができる福祉用具専門相談員も注目されている資格のひとつです。

かつては、介護職員初任者研修修了者も福祉用具専門相談員として認められていましたが、2015年の介護保険制度改定で業務ができなくなっています。
福祉用具専門相談員として活躍するには、その資格を取得する必要があります。

福祉用具専門相談員の資格は指定講習を受け、最後に実施される修了評価試験に合格することで取得できます。
講習は1週間程度なので多くの月日は必要なく、短期間で取得できる資格です。
なお介護福祉士や社会福祉士の資格を所有している場合は、講習を受けなくても福祉用具専門相談員の業務に携われます。
興味が惹かれるなら、こうした福祉用具専門相談員になるための基礎知識を確認しておくと良いでしょう。

国家資格ではありませんが、この資格を所有していれば介護施設だけではなく福祉用具販売店やレンタルをする事業所などでも働くことができるので、活躍の場も広がります。
街のドラッグストアなどでも福祉用具を取り扱う店が増えているので、そうした職場でも活躍が期待できます。

注目が高まる資格ですが、今はまだ福祉用具専門相談員だけの求人はそれほど多くありません。
普段は介護職として働きながら、必要なときにその知識を活かすという働き方が多くなっています。